「逃げたことを正確に記憶しておくことだ」

今読んでいる佐藤優「私のマルクス」(文藝春秋)に、中学生の優少年に対して、その頃親しくしていた東大院卒の元塾講師が、

「革命をしたいと思っていたが、僕は逃げた。佐藤君、人間は誰にも逃げなくてはならないようなときがある。そのとき重要なのは『俺は逃げた』ということを正確に記憶しておくことだ」


と話す場面がある。

何かで似たような言葉を読んだ憶えがある気がしてひっかかったんだけど、何だったろう。思い出せない。



私のマルクス

私のマルクス