2007-01-01から1年間の記事一覧

三宅伸吾「市場と法−今何が起きているのか」(日経BP社)

市場と法作者: 三宅伸吾出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/10/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (19件) を見る 筆者は日経新聞の編集委員(経済法制担当)。近年「暴れ馬」と化した資本市場を包囲する法制度や監視機能…

銀林みのる「鉄塔 武蔵野線」(ソフトバンク文庫)

鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)作者: 銀林みのる出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/09/21メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 62回この商品を含むブログ (76件) を見る 終章の、主人公の少年に届けられた手紙のページを、…

「浩」さんのこと

サイト名を書くのに少し照れが入ってしまうけど、「豊乳in My Life」というサイトを長く管理・運営されてきた「浩」さんが亡くなられたと、同サイトのサブマスターの方が報告されていた。余命1年と告げられてから、約2年間、癌と闘われた末のことだった。…

アメリカン・ダンスアイドル〜シーズン3

「アメリカン・ダンスアイドル」シーズン3の放映が始まった。 また、週末ビデオまとめ鑑賞の日々が始まるなー。

中島美代子「らも 中島らもとの三十五年」(集英社)

らも 中島らもとの三十五年作者: 中島美代子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/07/26メディア: 単行本購入: 37人 クリック: 1,222回この商品を含むブログ (78件) を見る20歳代前半に一番沢山読んだのは、中島らも氏の文章だったかもしれない。「変!!」、…

田淵節也氏がトバしている。

今月の日経新聞「私の履歴書」は野村証券元会長で、ご存知「大タブ」こと、田淵節也氏。ずいぶん久しぶりにメディアで名前を見るなあ、いわゆる「枯れた」領域からの「人生帳尻合わせ」かなあ、なんて思いながら軽く目を通し始めると、いや全然。結構な生々…

NOVA関連

NOVAがいろんな観点で優れたケーススタディに。http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2007/10/post_2ad4.html 新株予約権関連も注目だけど、こんな話題も。http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8100/news/20071027it05.htm 切込隊長さんの…

古谷実「僕といっしょ」(講談社)

僕といっしょ(1) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 古谷実出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/01/05メディア: コミック クリック: 51回この商品を含むブログ (63件) を見る 長風呂対策で久しぶりに全4巻読了。 もう10年も前の作品なので今さらと言われそうだ…

山本直樹「レッド」(講談社)

レッド(1) (KCデラックス)作者: 山本直樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/21メディア: コミック購入: 15人 クリック: 221回この商品を含むブログ (168件) を見る 山本直樹が連合赤軍事件を題材に、と聞くだけで、期待するなというのが無理だ。 まだ1…

赤福考察

「ビジネス法務の部屋」での一連の考察。 http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2007/10/post_59ba.html http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2007/10/post_835e.html http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2007/10…

原武史「滝山コミューン一九七四」(講談社)

滝山コミューン一九七四作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 287回この商品を含むブログ (175件) を見る この衝撃力の正体はなんなんだろう?6月ごろに一度通読。死角から突然眼前にかつて見たこと…

「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」が次のマンガ夜話に

おお! いしかわじゅん氏のホームページに告知が! 待ってたぞー。少し前に書いたレビューはコチラ。

上杉隆「官邸崩壊」(新潮社)

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年作者: 上杉隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08/23メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 202回この商品を含むブログ (105件) を見る 丹念な取材を感じさせる力作。 例えば9日の日経新聞朝刊は第7面全面を割いて安倍…

次長課長、「あん」ではじまる有名人は?に「安明進(元・北朝鮮工作員)」と回答

日テレ系8日午後9時〜「島田紳助が芸能界の厳しさ教えます!」のなかで出現。 番組を観たかいがあった。眩暈が心地よい。 普段、次長課長をそれほど評価しない筆者だが、このチョイスには拍手を送りたい。この一言だけで彼らはこの世界にいる価値があろう…

エディット・ピアフ 愛の讃歌

公式サイトはこちら。 圧倒されたのは、主演女優マリアン・コティアールの演技にか、エディット・ピアフその人の人生のテンションの高さに、か。あるいは単純に、連発される高圧力・中年女性フランス語に酔わされただけかもしれないけど。 印象に残ったのは…

中原みすず「初恋」(リトルモア)

初恋作者: 中原みすず出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2002/02/15メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (97件) を見る 「板尾日記2」で紹介されていたのを読んで、惹かれて購入。私は「府中三億円強奪事件」の実行犯だと思う…

西原理恵子「毎日かあさん4 出戻り編」(毎日新聞社)

毎日かあさん4 出戻り編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2007/07/25メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 105回この商品を含むブログ (244件) を見る「面白い」のはもちろん最初からそうなんだけど、それだけでなくいつの間にか「凄い…

板尾創路「板尾日記2」(リトルモア)

久しぶりにテレビで板尾創路をみた。 悶絶。 しかも結構長い時間連続で。 いやほんと水準高い。その高さがもう十何年も一貫して変わらない。驚嘆した。 出ていたのは、昨夜の「やりすぎコージー」終わりの「本番でーす!」(テレビ東京)。この番組は一種の…

徳渕真利子「新幹線ガール」メディアファクトリー

新幹線ガール作者: 徳渕真利子出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 100回この商品を含むブログ (55件) を見る 全体としては好著だと思う。著者の、仕事への真摯な姿勢と誇りがリアルに感じられて良。…

西原理恵子「できるかなクアトロ」(扶桑社)

できるかなクアトロ (SPA COMICS)作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (93件) を見る 続刊が出ると無条件に購入するこのシリーズ。期待通りに堪能。ペ…

伊坂幸太郎「重力ピエロ」(新潮社)

重力ピエロ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 204回この商品を含むブログ (829件) を見る 初めての伊坂作品。遅いな。まず、兄と弟の間、そして父と息子たちの間の描写が心地よい。 …

大原由軌子 「お父さんは神経症―大原さんちのムスコたち」(文藝春秋)

大原さんちのムスコたち お父さんは神経症作者: 大原由軌子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/30メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見る 「大原さんち」の第3弾を購入。即読了。 結婚や出産、子育てをお安く私漫画に仕…

ムーディ勝山がほぼ最高の出来を披露した件

藤原・陣内の結婚披露宴でのムーディ勝山が考えうるほぼ最高の出来。 最近はテレビ出演が増えて(「ドッカ〜ン!」(TBS)のムード工場先生はキャラがよく生かされていて特に良)、コンスタントに好水準な歌を聞かせてくれていますが、昨日のようないわば大舞…

大塚将司「日経新聞の黒い霧」(講談社)

日経新聞の黒い霧作者: 大塚将司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (23件) を見る 先日、某国内系通信社の記者をしている知人の結婚披露宴に参加したときのこと。 新郎の上司や先輩が…

板尾創路「板尾日記」(リトル・モア)

板尾日記作者: 板尾創路出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2006/08/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (125件) を見る 昔コントで見ていた頃から板尾さんの演技が好きだった。見てて心地よさを感じる演技なのだ。生理が合う…

吉村昭「羆嵐」(新潮社)

「ザ・ワールド・イズ・マイン」の流れで本書に出会う。幸運だった。余分な修飾のない静かな筆致で、羆による村落襲撃にまつわる物語が淡々と描かれる。 モチーフは実際に起こった獣害事件だが、そのドキュメンタリー的側面もさることながら、区長をはじめと…

柳澤健「1976年のアントニオ猪木」(文藝春秋)

1976年のアントニオ猪木作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03/14メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 146回この商品を含むブログ (52件) を見る 各所で評判の本書を遅ればせながら読了。 「プロレスは、リアルファイトではない」ことを主…

日経新聞の蓮實重彦氏のコラムが妙な感じがするんだけど

1日付の日経新聞に蓮實重彦氏のコラムが掲載されているのだけど、内容がなんかちょっと変(な気がする)。 4月15日は米メジャーリーグでは「ジャッキー・ロビンソン・デー」だ。 黒人初のメジャーリーガーで、その活躍が同国における人種差別撲滅に大きく貢…

山本譲司「累犯障害者」(新潮社)

累犯障害者作者: 山本譲司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/14メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 352回この商品を含むブログ (144件) を見る 例えば、知的障害者や精神障害者による殺人や傷害、放火などといった重犯罪が報じられるたび、無知をさ…

甘党弁護士の辛口せんいち話「外資系金融機関の内部管理態勢」

いつも拝読させていただいている、行方洋一弁護士のブログ「甘党弁護士の辛口せんいち話」で、外資系金融における内部管理態勢に係るリスクについてのエントリーが。特に、 グループ各社の内部管理に関する業務を共通の役職員により行なわせている(いわゆる…