2008-01-01から1年間の記事一覧

前田司郎「恋愛の解体と北区の滅亡」(講談社)

恋愛の解体と北区の滅亡作者: 前田司郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/06/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 79回この商品を含むブログ (42件) を見る 「愛でもない青春でもない旅立たない」から2作連続で。 うーん。やっぱりまだ確たる評価がで…

前田司郎「愛でもない青春でもない旅立たない」(講談社)

愛でもない青春でもない旅立たない作者: 前田司郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/16メディア: 単行本 クリック: 30回この商品を含むブログ (34件) を見る 劇作家でもある著者の初小説。 センスを感じさせる会話が随所に。それだけで十分価値がある…

伊坂幸太郎三昧

ほんの数ヶ月前に初めて知った(だから遅いって)伊坂幸太郎に、ここ数日、浸っている。 「チルドレン」と「グラスホッパー」を(今頃)一気読み。 至福。 誰か早く教えといてくれよなー。 チルドレン (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社…

加藤一二三「一二三の玉手箱」(毎日コミュニケーションズ)

一二三の玉手箱作者: 加藤一二三出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2007/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (11件) を見る 原則として、このブログでは読んでよかったと思った本しか取り上げない方針なんだけ…

佐藤優「私のマルクス」(文藝春秋)

私のマルクス作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/12/10メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (60件) を見る 先日もちょっと取り上げた佐藤優「私のマルクス」読了。 「国家の罠」に始まり、「獄中記」、「自壊する…

「逃げたことを正確に記憶しておくことだ」

今読んでいる佐藤優「私のマルクス」(文藝春秋)に、中学生の優少年に対して、その頃親しくしていた東大院卒の元塾講師が、 「革命をしたいと思っていたが、僕は逃げた。佐藤君、人間は誰にも逃げなくてはならないようなときがある。そのとき重要なのは『俺…

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店)

夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回この商品を含むブログ (981件) を見る 久しぶりに「夜は短し歩けよ乙女」を再読。素晴らしさを再認識。やっぱりいいなあ。 全…

一色伸幸「うつから帰って参りました」(アスコム)

うつから帰って参りました。作者: 一色伸幸出版社/メーカー: アスコム発売日: 2007/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 28回この商品を含むブログ (7件) を見る脚本家・一色伸幸の名前を憶えたのは映画「木村家の人びと」でだったと思う。本書…

黒川博行「疫病神」(新潮文庫)

疫病神 (新潮文庫)作者: 黒川博行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/01/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (41件) を見る性格的に連載小説は苦手でよっぽど面白くないとまず読まない。 なのに、その「よっぽど面白」い作品が…

朽木ゆり子「フェルメール全点踏破の旅」(集英社新書)

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)作者: 朽木ゆり子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/09/15メディア: 新書購入: 5人 クリック: 50回この商品を含むブログ (86件) を見るつくづく思うけど、小・中学校での西洋美術教育ってほんとに役…