大原由軌子 「お父さんは神経症―大原さんちのムスコたち」(文藝春秋)


大原さんちのムスコたち お父さんは神経症

大原さんちのムスコたち お父さんは神経症


「大原さんち」の第3弾を購入。即読了。
結婚や出産、子育てをお安く私漫画に仕立ててるのをよく見るけど、他の多くの凡作とははっきり一線を画す、びっくりするほどの優れたシリーズ(当初は、シリーズになるとは作者も思ってなかったのでは?)。
主人公夫婦の愛すべきキャラクター、鋭くも穏やかな作者の観察眼、そして画力と、魅力だらけ。そして、ひょっとすると間違った読み方かもしれないけど、読者にナニを訴えかけているわけでもないのに(そんな押し付けがましさは皆無)、気がつくと何というか力づけられている感じがする。
1年ほど前にオレンジ色の表紙の第1弾「大原さんちのダンナさん―このごろ少し神経症」を手にとったのはホントにたまたまだったけど、これが結果的に大当たり。幸運に感謝。



このごろ少し神経症 大原さんちのダンナさん

このごろ少し神経症 大原さんちのダンナさん

子どもが天使なんて誰が言った!? 大原さんちのムスコさん

子どもが天使なんて誰が言った!? 大原さんちのムスコさん