女流棋士会の独立についてのその後

一昨日に日本将棋連盟女流棋士会の独立の話について書いたとこだけど、これに関して、石橋幸緒女流四段のブログにかなりインパクトのある文章が掲載されている。

ごきげん・DE・ブログ(2007-03-12)

何よりも危惧するのは、石橋女流四段にいろんなかたちの「力」がふるわれることだ。そんなことは断じてあってはならない。一連の出来事がより多くの人の目に触れることが、そうしたことを抑止することにつながる可能性を信じて、この駄文を書いている。

石橋女流四段の文章掲載に関して、そのやり方や掲載文の性格等の面で、拙さ・幼さを指摘することはいくらでもできる。でも問題はそこじゃない。女流棋士界では有数の実力者とはいえ、たかだか20台半ばの、決して社会経験が十分とはいえない(失礼は許してください)石橋女流四段にこうした行動をとらせ、責任を負わせてしまった将棋「界」は、批判を恐れずに言えば、猛省すべきだ。

力も地位も知名度も、「大人」としての経験も、石橋女流四段とは比べものにならない米長邦雄日本将棋連盟会長がやるべきことは、「君が書いたのは本当か」と石橋女流四段を詰問することでも、自身のHPに「親の顔が見たい」などと醜悪な言葉を書くことでもない。もはや将棋ファンとして過度な期待は持っていないが、ただただ将棋界の将来を託すべき人材を潰すようなことだけは、「大人」として、避けてほしい。