宮川大輔特集 〜「クイック・ジャパン vol.70」

地下鉄に乗りながら「クイック・ジャパン vol.70」の宮川大輔特集。


クイック・ジャパン 70

クイック・ジャパン 70


全編オモシロく読んだが、特に、宮迫博之たむらけんじ山下しげのりの3人が語る大輔の「笑えない暴力」エピソードに悶絶。大輔の行動理由、どこに愉悦を感じてその行動に走るのかが、まったくわからない! そのわからなさが秀逸すぎる!

後輩のちょっとした電話の一言にカチンときた宮迫と大輔が、後輩の家に乱入しようということになり、その道中で大輔が「何かに使えるんじゃないか」という発想で「豚肉」を買い込む話が出てくる。最終的に豚肉が後輩へのお仕置きでどういう使われ方をしたかはあまりに尾籠すぎてここに書くのは控えるけども、この「何かに使えるんじゃないかとコンビニで『豚肉』を買う」という着想は、誰にでも舞い降りてくるもんじゃない。狂気一歩手前。勿論褒めてます。お笑い好きの方、必読。

バッファロー吾郎・竹若が、大輔が早くから「自分は面白い味付けは得意やけど、ゼロからネタとか面白いことを考えられない」と言い切っていたと語っているのも興味深い。

一番驚いたのは、役者仕事に傾倒していた時期に野田秀樹の「贋作・桜の森の満開の下」に出ていたという話。ホントすか!? 全然記憶にない! 勿論劇場で観たし、ビデオでも何回か見たはずなんだけどなあ。オーディションにパスして、さらに初日の本読みでいきなり役を端役に降ろされたというエピソードも印象深かった。次からこの人を見る目がちょっと変わるかもしれない。